拍意識オルタ

 某所で話題が出てたのでちょっと触れてみる。
 拍意識オルタはまあその名前の通り拍を意識したアップ/ダウンピッキングでオルタネイトすることで、まあ普通にギター弾いてりゃそうなるのでわざわざ名前付けるほどでもないと思うんだけど、通常表拍をダウン、裏拍をアップで弾く。
 例えば「そっと。」のリフ(たんたたんたたた|たんたたんたたた/|は小節線)なら、↓・↓↑・↑↓↑|↓・↓↑・↑↓↑|・・・ という風になる。
 「CaptivAte〜裁き〜」のベースで裁かれるーの部分からは、↓・↓・↓↑・↑|↓・↓・↓↑・↑|・・・(たんたんたたーた|たんたんたたーた|というリズム)で弾くことになる。
 まあ要は↓↑↓↑↓↑↓↑・・・でずっと弾いてる譜面から弾かない部分をそのまま削った(上でいう・の部分)だけです。
 拍意識オルタの利点としては、
・曲にノリやすい
 やってて楽しい、Perfect率に好影響がある(曲に合わせられず1人でハシったりするとかえってGoodとか出てしまうが)
・譜面の解釈がしやすい
 右手はだいたい一定で良いので左手に集中できる→Perfect率に好影響
 なんかいざ挙げてみるとあんまりないけど、ただ適当に弾いてるよりはマシっぽい感じですか? 曲を分かってるか分かってないかっていうのは重要なんで。
 逆に欠点としては、
BPM速い曲(180〜くらい?個人差)の8分刻み+16分挿入に弱い
 「When I come back」とか、「ESCAPE TO THE SKY」とか。 「たたたたたかたん」みたいないわゆる3連打。「たかたかたん」とかの5連打、9連打ではあんまり影響ないけど。 これらを4分刻みで表拍裏拍とっちゃうと、「たかたん」って感じの16分の3連打でアップとダウンが切り替わっちゃいます。 いまいち分かりにくいなら実際に書いてみればいいでしょう。
 「When I come back」のアタマ(たんたたたたたかたん|たんたかたんたんたかたんたん|)の場合、8分を全てダウンで取ると
 ↓・・・↓・↓・↓・↓・↓↑↓・|↓・↓↑↓・↓・↓↑↓・↓・・・|↓・・・
で、8分の裏もアップにしちゃうと、
 ↓・・・↓・↑・↓・↑・↓↑↓・|↑・↓↑↓・↑・↓↑↓・↑・・・|↓・・・
8分にはさまれた16分1音のせいで、2小節目の1拍目と2拍目の表拍がアップピッキングになります。 多分初見では気が狂います。 というか自分が狂ったので俺だけという話もあります。
 まあダウン鍛えればこれは問題ない話でしょう。 もしくはアップとダウン入れ替わっても普通にピッキングできるようなリズム感を身につけるか。
・8分3連or16分3連+8分or16分どうすんの?
 「Ring」の序盤で「たかた|たた|たかた|たん|たん」、「たかた|たた|たかた|たた|たた|たた|たたん」(8分刻みで|入れました)ってフレーズの「たかた」の部分が16分3連なわけですが、これもやっぱり自分が出来ないだけなんだけど普通にやると16分になるところで裏表入れ替わるよね?
 ↓↑↓|↑↓|↑↓↑|↓・|↓・・・
まあリセット使えばいいとか16分くらいダウンで行け(BPM120だからまあ可能なレベル)とかいう話もあるんですが。リセット使うと、
 ↓↑↓|↓↑|↓↑↓|↓・|↓・・・
あるいは16分をダウンで押し切ると、
 ↓↑↓|↓↓|↓↑↓|↓・|↓・・・
繋ぐのが問題か、技術の華麗さが問題かって話ですね。
 つまり、「拍意識オルタ=表拍をダウン、裏拍をアップ」って意識は基礎ではあるけれど、それしかない人にはそのうち限界がきますよってことで。
 長いので一旦切ります。