♪S.P.I.P.

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今回はギター用語を使って説明したりしますので、なるべく分かるようにはしますが、分からない人はごめんなさい。 ギターフリークス用語ではないんで、注意してください。
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前回に引き続いてThomasボーカルの曲を。 「S.P.I.P.」のBPMは141で、ほのぼのした歌の割に結構激しい運指を要求されます。 Open使用率がかなり高いです。 ギター弾かない人を置き去りにした話で申し訳無いですが、Openになっている部分はギターのカッティング音の部分(ギターのタブ譜分かる人は×印の音符を想像して、分からない人は読み飛ばして^^;)とだいたい同じで、実際のカッティングと似た感じになります。 その感覚でOpen譜面をプレイするとOpenはやりやすいんじゃないでしょうか? これは他の曲にも当てはまることもあります。
ひどい切りどころは始めと終わりに計3箇所、8分3連の単色運指です。 それぞれ直前のパターンが違いますが、覚えてもあんまり繋がらないと思います。 繋がったらラッキー、もしくは捨てノート(=音符)作って一つでも多くPerfect取るって感じでいいでしょう。
で、それ以外の部分を繋げれば案外スキルポイント的にはおいしいんじゃないでしょうか。 歌が入ってからしばらくは表拍でOpen、裏拍で二色を押すパターンが続きます(Guitar譜面なら交互運指)。 前述のように、ここはOpenがカッティングになっているので、しっかり裏を意識して押しましょう。 その次のパターンは緩い運指なんで、特に問題無いと思います。
問題はその次のパターンです。 16分でOpenと二色の切り替え(Guitar譜面なら単色→二色、こっちはOpenに比べて簡単か?)があり、初見だと発狂できるんじゃないでしょうか。 基本のリズムは「ちゃかちゃー|ちゃかっ|ちゃかっ|ちゃかっ|ちゃかっ」(読みにくいので便宜的に縦線入れました)の繰り返しです。 途中に1箇所「ちゃかちゃー|ちゃかっ|ちゃかっ|ちゃかちゃかちゃー」ってリズムが入ります。 運指でうまくいかない人と、リズムで上手くいかない人と、両方意味不明って人の3つに分かれると思います。 まず運指のほうですが、3個か2個の音の塊の最後に二色を押すってことを覚えとくと良いでしょう。 ギター弾く人はカッティングの意識、弾かない人は後ろの音で押す意識を持ちましょう。 リズムはさっき言ったとおりなんですが、拍の表裏がごっちゃになってしまって発狂するって人もいると思うので、オルタネイトを使うピッキングのやり方を2通り紹介しときます。 ↓はダウンピッキング、↑はダウンピッキングです。
1.「↓↑↓(↑)↓↑(↓)↑↓(↑)↓↑(↓)↑↓(↑)」()は弾かない場所
2.「↓↑↓・↓↑・↓↑・↓↑・↓↑・」・は16分休符
1のやり方は、弾かない場所も音符があるというつもりで、ピッキングレバーは動かさないで、右手だけリズムを取るように下上下上って動かすやり方です。 ギターでは空ピックと呼ばれてる、リズムを取るための技術です(GFで言う、ミスになる空ピックとは別なので注意)。 2の方は、リズムは頭の中で取って、とりあえず弾き始めはダウンでやろうってパターンです。 右手が1のやり方ほど忙しくないです。 ちなみに自分は1でやってます。 フルダウンという手もありますが、ここは是非オルタを使ってやってほしいですね。 弾いてる感が全然違います。
その後は前述の切りどころを挟みつつ、たまに直線の16分が入ります(いわゆる3連、5連)。 運指の切り替えに注意です。
出来るようになると楽しい曲ですが、出来ないとトラウマ曲にもなりかねません。 Openの地力がついてきた頃に試してみると良いでしょう。