「ドラえもん3 魔界のダンジョン」について

・概略
 2000年12月14日にエポック社から発売されたプレイステーション用ソフト。 復刻版が2002年4月4日に発売されている。 いわゆるトルネコの大冒険RPG。 ポケットステーション対応(というか、使わないとアイテムコンプリート不可能)。 ストーリーは完全にオリジナルで、ダンジョンは9つ+3つの特殊マップ。 ボス戦もある。

・システム
 一般的なトルネコシレン系とほぼ同じだが、それがドラえもんの世界観で行われる。
 中盤以降はレギュラー5人のうち1人を選択してダンジョンに入るが、特にステータスに違いは無い(と思われる)。 つまりのび太ジャイアンで攻撃力は変わらなかったり、のび太が余裕で銃を外したりするということ。 ただしポケットステーション使用時はドラえもんだと恩恵が受けられることもある。 ダンジョン内でやられてしまうとそのキャラクターはやられた階にとどまり、他のキャラクターが救出に行くことになる。 救出できるキャラクターがいなくなるとドラミちゃんがやってきて「虫の知らせアラーム」が入手できる。 救出する階まで来ると固定マップになり、ゲイトキーパー×1が固定で現れる。 倒せば救出でき、装備していた武器防具補助品が落ちている(はず)。
 その他、基地の拡張機能が使えるようになってからは、ダンジョンを出るごとにもらえるスコアを使って各キャラクターの担当する部屋(倉庫・銀行・工場・畑)を拡張することができる。

・ぶっちゃけレビュー
 適当にやってもクリアできるヌルゲー。 制限プレイをしてようやくそこそこの難易度になる。 でもドラえもんひみつ道具使って冒険してんのにそれが弱かったらがっかりだと思うのでこれはこれで。 ひみつ道具が集まっていく過程はドラえもん好きなら結構にこにこしてしまうのではないでしょうか。 しかしアイテムコンプリートまであと一歩というところで目的のアイテムが出なかったり入手方法が分からなかったりポケステが要るとか言われてストレスが貯まるかもしれません。 ひみつ道具の効果は原作と同様に癖があってとんでもなく便利だったりどうしようもなくクズだったりします。 一部はてな?と思うひみつ道具と効果の組み合わせがあるけど気にしない方向で。
 中古で1500円くらいで売ってるので、お金と時間に余裕があってちょっと軽めのトルネコ系がやりたいって人にはお勧めです。 攻略本なしという条件だとラスボス撃破まで10時間くらいでしょうか。